漢方薬の「気・血・水」とは

漢方医学で治療をするには、その人の「証」を知ることから始まります。
「気・血・水」とは、その患者さんのからだの生理機構を診断するための大事な要素なので、漢方薬を処方する上でもとても重要になってきます。

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「病邪侵攻」ということばが、漢方医学にはあります。
患者さんのからだに、病気どの程度進行しているかの具合をしめすことばです。
病邪侵攻は、気・血・水によって判断がつきます。

「気」は、神経や精神といった機能に障害が生じると、気が滞ると言われています。
漢方医学界において、この目に見えない「気」というものが体をうまく巡っていることで、健康は保たれているとされているのです。
気が頭に停滞すると、のぼせといったような症状で不調を起こすので、そういった病状では「順気剤」の漢方薬によって、正常に気を流します。

「血」は、血液やホルモンを指します。
血のめぐりが悪くなると、血液が滞って「お血」になってしまいます。
漢方薬は、この症状に「駆お血剤」を用います。

「水」は、体液を示します。
「水毒」というのは、水分の代謝が悪くなって、体液がからだの中で一箇所に固まった症状でしょう。
漢方薬は、「利尿剤」によって治療されます。

病気になったり、具合が悪化した場合というのは、この気・血・水が複合的に関わり合って、不調になったもので、どれか1つだけが悪いということで起きてはいないと、漢方医学の世界では考えられています。

漢方薬を用いて、気・血・水の巡りを良くしていってください。

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